昔、中国で夏至、冬至(二至)と春分、秋分(二分)を季節の中心として、これらの中間に季節の区切りとして、立春、立夏、立秋、立冬(四立)を決めたそうです。したがって、暦の上では“立春から立夏までを春”とします。
いっぽう欧米では、天文学的な区切りで、“春分から夏至までが春”になっています。ご存知のとおり、日本では明治以前は陰陽暦(中国の方)でした。ですが明治以降、太陽暦(欧米の方)になり気象学も欧米より学んだため、1.5ヶ月の“ヅレ”ができました。
ですので、「え!?こんな寒いのにもう春なん?」現象は起きます。決して昔の人と今の人との感覚がヅレていた訳ではなく、「春の始まりは寒いのが当然だった!」と言ったほうが正しかったのかもしれません。