これを細かく割いていきます。
そして、適度な量を両手に持ち、こすり合わす様にして編んでいきます。
木から採れる皮の長さは決まっているので(約30~40cm)、それ以上の長さを作るときは継ぎ足しながら作ります。
サラッと書いてるけど、これがまた難しい・・・2本編みで目標の長さまでいくと、太さ(強度)を増すためにもう1回編み足します。
こんな感じ。足で踏んで隙間を占めて、はみ出したのを整えて出来上がりですが・・・、
ではナゼ、綜絽の木を使って作られるのでしょうか・・・?1つは、他の木に比べて強いこと。一度に大勢の人の命を預かるので、途中で切れては話になりません。
2つ目は、「音」です。ギーコー、ギーコーと、保津川下り独特の舟を漕ぐ音は、綜絽の木で作らないと出ないそうです。しかし残念ながら、最近はコレを作れる人が減ってきているようです。無くなったらどうなるのでしょうかね・・・?
追伸保津川下りをする際に、船頭さんが持っている綜絽縄に注目です。端っこに「ビニール」が混ざっていたら、今日見学した方の印です。
のぶちゃんブランドらしい・・・。