（節日とは？・・・暦上の節目、すなわち季節の変わり目の節日（せちにち、節句）のことを指します。）
節日には、祝い膳がしつらえられました。このとき作られるメデタイ料理が、「御節料理」と呼ばれていました。正月元日（1月1日）も昔から、山に帰った“田んぼの神様”を呼び戻すために祝われる重要な節日だったそうです。しかし今では、一般に祝う風習のある節日は正月のみとなったので、御節料理＝正月料理っとなったそうです。
では、他にどの様な“節日（節句）”があるのでしょうか？人日（じんじつ）・・・1月7日、七草
上巳（じょうし/じょうみ）・・・3月3日、桃の節句、雛祭り端午（たんご）・・・5月5日、菖蒲の節句
七夕（しちせき/たなばた）・・・7月7日、たなばた、星祭り、竹・笹重陽（ちょうよう）・・・9月9日、菊の節句
これらをまとめて、五節句といいます。１月７日に食べる“七草粥”。ひな祭りの菱餅、雛あられ、鯛や蛤の料理、ちらし寿司、白酒。こどもの日の粽（ちまき）や柏餅（かしわもち）なんかも一種の“御節料理”なのかもしれませんね。