私も気にはしておったのですが・・・、アレは今年一年間のワイン造りの労をねぎらう一種の“お祭り”ですので、そないゆうほど騒ぐ物ではありません。
たまに「ジュースっぽくて美味しくない」といった意見をお聞きしますが、そもそもプリムールワインはジュースの様なフレッシュさが売りなので、そこを勘違いされては・・・。と思います。そんなこんなで昨日、スーパーでボージョレー・ヌーボーを見つけたので、１本買いました。「今年のできは素晴らしい。」って、世間ではもっぱらの噂になっていたのでね。
帰って試飲をしてみたのですが、はっきり言いまして・・・、今飲むにはもったいなすぎる！！・・・出来が良いので。っというのは、ボージョレーヌーボーって、品種や製法から判断して、半年～１年後が飲み頃なんです。今飲むと、アルコールが目立って華やかな香りがまだまだ出てきてないので、もったいない。アルコール感がしっかりしているのは、ブドウが太陽の光をしっかり浴びて育った証拠です。よって、熟成が進むと香りがより芳醇になります。潜在能力はかなりの物ですよ。
例えて言うなら、見渡す限りのビッシリ詰まったお花畑に立っているのですが・・・、全てツボミ。と言う感じですかね。あと少しセラーで“お寝んね”していただいて、お花畑が満開になる頃に楽しむのも良いのではないでしょうか。ソムリエ小笹正義でした。
追伸僕はお祭りも楽しみたいので、今すぐ開けます（笑） もちろん、半年後も開けます（笑）